おもしろ体験博物館
江戸民具街道の展示品紹介
Japanese Folk Art Museum
What you can see at Edo Mingu Kaido
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.10.生活の道具
Daily life tools
箪笥
Chest
箪笥は江戸時代に登場しますが、とても高価であったため、貧しい庶民は衣類を収納するのに長持ちや行李を使っていました。箪笥が普及するのは江戸末期から明治時代にかけてになります。人々の生活が豊になるにつれて、衣類等の生活用品が増えていき、箪笥の需要も増えていったと思われます。
箪笥には引き戸や引き出しがついており、物を整理して収納することができます。車輪がついている大型の箪笥(車箪笥)もあり、大人が二人いれば移動できるようになっています。食器等を入れる台所で使われた箪笥は水屋と呼ばれています。
小型の箪笥としては船で使われた船箪笥、商人が担いで使った行商(背負子)箪笥があります。船箪笥は海に落ちても浮くようになっています。行商箪笥は紐を通して担ついで使いました。
Tansu Chests were invented in the Edo Period. As they were very expensive, poples whose eaning were limited used Nagamochi box or Kori luggage to store their clothes.. Chests have drawers to sort out and store items. Large size chests have wheels which can be easilely reloacated by two men. Chests used in a kitchen are called Mizuya. Small size chests are Funadansu as a ship chest and Gyoshodansu as a peddler's chest. A ship chest is designed to floats in the water in case of a shipwreck.
船箪笥 (A chest used on a ship) |
行商(背負子)箪笥 (A chest used by a peddler being carried) |
下の写真は二宮町の池田家で使われていた箪笥です。明治末に大根村からお嫁にきたセキさんがお嫁入道具として持参したものになります。明治44年4月3日嫁入持参道具と筆書きされており、使われている金具のデザインの年代を知る上でも大変貴重な資料です。池田家には江戸時代に中井町比奈窪の権守家から左衛門の長女キセさんが池田三郎兵衛に嫁いでおり、ここ中井町とも縁のある家柄になります。
おもしろ体験博物館江戸民具街道
神奈川県足柄上群中井町久所418
0465-81-5339
Japanese Folk Art Museum "Edo Mingu Kaido"
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