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江戸民具街道の英語教室
英会話“上達のコツ”教えます!その3

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English Lessons by Edo Mingu Kaido

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英語を話す時は音程の上げ下げに注意して下さい

 前回はpencilという単語を使って音階を極端に上げ下げしない練習をしましたが、文書を読むときも基本は同じです。ただし文書の場合ですと音程を一定に保とうとすればイントネーション(音調・抑揚)がなくなり、無愛想な感じに聞こえてしまいます。

 一方イントネーション(音調・抑揚)をつけようとすれば、音階が上下し、声帯が振動して振動音になりやすくなり、息の速度が落ちる原因にもなりかねません。それではどうしたらよいのでしょうか。

 英音を発音する上で優先せねばならないのはイントネーションよりも息の速度であり、長い文書を読むときに息の流れを止めないようにすることが重要なポイントになります。最初はイントネーションを抜きにして、英音の息の出し方をマスターしましょう。それが出来るようになってからイントネーションを重ね合わせるようします。繰り返しますがイントネーションにとらわれて極端に音階を上げ下げすると、英音の息の音とは程遠い音になってしまいます。(前回のペンシルの練習の悪い例を思い出してください。)

それではI go to school on Monday morning and play tennis after school.という文書を読む練習をしてみましょう。

 練習1)最初に文書の最初から最後まで息を出し続ける練習をします。

文書の1つ1つの単語をはっきり発音しようとすると、どうしても息の流れが止まってしまいます。このためあえて単語と単語をくっつけたカタカナ英語を用意してみました。(このカタカナ表記は少し極端かもしれませんが、息の流れを体験して頂くためのものとお考えください。)読みやすいように「・」が入っていますが、ここで息が止まらない様に注意して下さい。

音程はできるだけ一定にして、肺の中の空気を全部出し切るように意識して読み上げて下さい。(最後の+lのところでは上側前歯の後ろの歯茎のところに舌の先を押し付けて下さい。)

 ※この練習をするときに、右手の手のひらをグッと握りしめて胸の前まで腕を引き、大きく息を吸い込んでから、少しずつ腕を前に伸ばし、同じく息を少しずつ吐き出しながら読み上げて下さい。文書の最後のところで丁度右腕が真直ぐに伸びて、肺の中の空気が空になるようにしてみて下さい。握りこぶしと腕全体に力を入れて、息を吐き出しながら、少しずつ腕を前に出していきます。

 

 

練習2)次に息の配分を変えて文書全体に強弱をつける練習をしてみましょう。

下記大文字・太字のところで息を大目に出して、それ以外は息の速度が落ちないように意識しながら軽く発音します。全体のリズムが「ダッタカ・ダッタカ」になるように意識してみて下さい。この時に音程はできるだけ下げておくと声帯の振動数が落ちて、より息の音が出しやすくなります。

 ※今度は右手の握りこぶしを小刻みに突き出しながら読んでみて下さい。(ストレートパンチとジャブを出す感じです。)特に息を大目に出すところでは思い切り腕を前に突き出すのがこつです。軽く発音するところでは腕を小さく小刻みに突き出します。「腕を動かすスピード=息の速度」、「腕を突き出す長さ=息の量」をイメージしながらやってみて下さい。

腕を引くときに息が止まらないように注意して下さい。先ほどの練習1)でやった最後まで息を出し続けることを忘れないで下さい。

「★腕を前後に激しく動かしますので、ご年配の方は肩を痛める可能性があり、あまり力を入れ過ぎないように無理のないように練習して下さい。★」

 

練習3)息の強弱とリズムの取り方を体感頂けた方は、ここで初めてイントネーション(音調・抑揚)を意識して頂いて結構です。

 ただしイントネーションには決まりというものがありません。それは話し手の感情により変わるものであり、そして話し手が相手に何を伝えたいのかにより大きく変わります。この点については最後に予定しているヒアリングのポイントのところで練習をしたいと思います。

参考までに私がイントネーションを付けるとすれば、このようにする、という例を音声に入れておきましたのでご参考にして下さい。ただしくれぐれも上記練習1)と2)が私の音声の基本になっているということ、皆さんに練習して頂きたいのは練習1)と2)であることをご理解下さい。

 ◆練習用 音声ファイル◆
※こちらの音声ガイドを参考にしながら練習して下さい。
  

soundEnglish/Lesson3sound1.mp3

 文書を読むときに気を付けなければならないのは、①極端に音程を上げ下げせずに息を出し続けるようにすること、②息に強弱のリズムを付けること、③単語と単語の間で息の流れが遅くなったり止まったりしないようにすること、の三点になります。

  英音を発音する時の基本が息の使い方にあり、息の出し方、リズムの取り方に大きな差があることを体感頂けたものと思います。

さて次回は英音の母音の発音の練習入っていきます。今まで使ったことのない舌の動きを体験して頂きます。その後は子音の練習で、ここでも今まで使ったことのない唇と舌先の筋肉の動きを体験して頂きます。ご興味のある方は是非お楽しみに!

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