おもしろ体験博物館

江戸民具街道の英語教室
英会話“上達のコツ”教えます!その1

Japanese Folk Art Museum
English Lessons by Edo Mingu Kaido

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英語を話す時は息の速度を上げます

  日本語と英語には根本的な違いが沢山あります。まず一番の大きな違いですが“英語は息の速度が速い”という点です。日本語の倍以上の速さです。

1つの実験をしてみましょう。

 A4のコピー用紙を長さ20cm×幅4cm位の短冊状に切って、一端を指でつまんで自分の口の直ぐ前にたらします。そしてpencilと発音して下さい。短冊が大きくめくりがあればあなたの英音はOKですが、私の経験上では大きくめくりあがるように動かなかった方が多いのではないかと思います。

 なぜなのでしょうか。日本語の音節は「ん」という音を除き、あいうえおという5つの母音にはじまり、それが子音と組み合わさってできています。(例えばプという音節はローマ字でpuと書きます。左側のpが子音で右側のuが母音です。)日本語では子音と母音が組み合わさる時に必ず「子音1個+母音1個」の音節になっているのに対して、英単語では複数の子音との組み合わせになっているほうが圧倒的に多いのですが、英語を話す時にこの日本語の音節「子音1個+母音1個」で発音してしまう方が多いのです。この日本語の音節では絶えず喉の声帯が振動します。声帯が振動すると息が振動音に変化します。その時に息の速度が遅くなるか、あるいは息が完全に振動音にかわってしまうことがあります。振動音にかわると短冊状の紙は動きづらくなります。

 日音(日本語の発音)に対して英音(英語の発音)では子音だけで発音する場合の方が圧倒的に多くなります。この子音の音を出す時に息を前に飛ばすように(できるだけ息が振動音にかわらないように、そして息の速度が落ちないように)しなければなりません。これはかなり大変です。私が英語の発音を教えると、ほとんどの方が酸欠状態になり頭が痛くなると言いますが、それだけ日音と英音では息の速度(息を出す量)が異なっています。

 息の速度を上げる練習

pencilは日音で発音すればペンシルですが、このように発音すると短冊は大きくめくりあがりません。それでは練習です。

練習1)短冊を口の前にたらしてプーと息を吹きかけます。自分の顔の30cm前まで息を飛ばすようにするのがコツです。そして3秒間息を切らさずに続けて吹きかけて下さい。この時に喉の声帯は振動させずに、たらした短冊の下側に息を吹きかけます。途中で短冊の紙が下がった場合はNGです。

練習2)次はpencilの発音を練習しますが、次のように発音してみて下さい。

プーエンスー(最後に舌の先端を上側の前歯の後ろに押し付けて下さい。) 

練習3)そして最後にプエンス(+舌先を上側前歯裏に押し付ける)を一息でいっきに発音して下さい。

 ◆練習用 音声ファイル◆
※こちらの音声ガイドを参考にしながら練習して下さい。
  

soundEnglish/Lesson1sound1mp3.mp3

 

*短冊の紙が大きくめくりあがるようになり、そして酸欠で頭痛が起きれば第一関門は突破です!音声に発音サンプルを入れましたので、音声を聞きながら練習をしてみて下さい。続けて何度もがんばってみて下さい。


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